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【建設アスベスト訴訟】元気なうちにアスベストのこと伝えていきたい

早期解決を訴える原告の中村義克さん=1月30日、情報文化ホール

【建設アスベスト訴訟】元気なうちにアスベストのこと伝えていきたい

建設アスベスト訴訟神奈川4陣期日が1月31日、横浜地方裁判所で行われ、会場前には100人近い仲間が結集しました。
裁判では、本来であれば遺族原告が被害者の病状などのアスベストの被害実態やその家族の苦しみ、残された遺族の悲しみを報告されます。今回は遺族原告の体調不良により弁護士からの代読となりました。
裁判終了後、情報文化ホールに移動し、この間のアスベスト訴訟によって法制化された「建設アスベスト被害給付金」改正集会が行われました。西村弁護団長から「まだまだ不十分であり、この給付金法の規則について引き続き検討していくとされています。アスベスト製造企業も賠償金に参加させる。そして、屋外作業への責任も国とメーカーに認めさせ、裁判によらない解決を求めていく必要がある」と強く訴えました。
また集会では、原告の中村義克さん(緑支部)が「元気なうちに後世にアスベストのことを伝えていきたい」と、自らがアスベスト関連疾患で少し歩けば息が上がる状態で訴えました。
仙田県連書記長からの行動提起でも「組合内でも一層盛り上げてすべての被害者救済・全面解決を目指そう」と決意表明がありました。

【金澤拓也通信員】

早期解決を訴える原告の中村義克さん=1月30日、情報文化ホール

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