STOP! インボイス こんな悪い制度は廃止すべき
~声を届けられるのは私たちしかいない~
「STOP!インボイス」は6月14日、全国一揆と題して全国20カ所で集会を開催。国会前では経済ジャーナリストやタレント、ミュージシャン、政治家など多彩な登壇者と共に参加した1500人がインボイス中止の声を上げました。
今年10月に施行予定のインボイス制度は、現在の消費税免税事業者に税負担という点でも事務負担という点でも過度な負担を強いる制度です。貰えていないも同然の消費税を売り上げから出させる弱者いじめの制度として中止・延期を求めて組合では継続して運動を展開してきました。インボイス問題検討・超党派議連から日本共産党、立憲民主党、社民党、れいわ新選組、多くの国会議員も参加。インボイス制度の中止を求めて、各地の会場とつながりエールを交換しました。
国会前では様々な業界からアピールがあり、建設業からは東京土建の大木栄一さんが発言。「建設業は非常に今困っている。物価高の中、価格転嫁できなくてつぶれていく仲間がたくさんいる。そんな中、こんな悪い制度廃止すべき。みんなで法案の廃止に向けて頑張っていきましょう」と語り、6月15日の財務省交渉の参加を訴えました。
インボイス制度 つながりを壊す
参加した川崎支部の安蔵幸恵さんは「元々課税事業者だからインボイスの番号は登録しました。ですが制度を理解していない一人親方はまだまだ多いと感じています。顔を合わせて仕事するし、ギスギスした関係にはなりたくないです。全国で声を上げてインボイスだけでなく、消費税もなくしてほしい」と語ります。
主催した「インボイス制度考えるフリーランスの会」の小泉なつみさんは「インボイス反対を求める意思が20万5千筆も集まりました。この活動はコールアンドレスポンスだと思っている。10月に制度が始まろうとしているが、声を届けられるのは私たちしかいない」「意見書が採択されていない1600の自治体に陳情を送っている。反対署名100万筆、そして意見書の採択を目指して行きましょう」と呼びかけました。
【深川眞弓通信員】