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首都圏建設 アスベスト訴訟

首都圏建設 アスベスト訴訟

ノザワが和解を受入れ原告へ謝罪と賠償を行う

建設アスベスト訴訟神奈川1陣の一昨年5月の最高裁判決で差し戻しとなった原告のうち、左官工4人についてノザワが和解を受け入れました。5月19日に東京高等裁判所にて和解が成立し、原告への謝罪と賠償が行われます。
今回和解が成立した4人のうち2人は建設横浜の仲間で、1陣原告団長の平田岩男さんと、亡くなった夫、藤巻政春さんの遺族原告の初江さんです。
現在アスベスト建材製造企業と和解が成立しているのは、企業と専属下請け関係にあった関西訴訟の保温工の一人のみです。

企業責任は明らか 給付金法へ拠出を

被害者すべての救済を目指す中、国の責任は明らかになり、昨年から建設アスベスト給付金法が施行され、被害者に対し給付金が支給されています。
神奈川1陣の未解決の5社(ニチアス、A&AM、MMK、太平洋セメント、大建工業)は、和解協議につかず、5月31日に高裁にて判決が出ます。企業責任が明らかになっている中、裁判による解決ではなく、すでにある給付金法に企業からも拠出させ、被害者の全面救済が求められています。

【金澤拓也通信員】

未解決5社も和解に応じろ=5月19日、東京高裁前

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