建設国保
今年度、建設国保の保険料にかかわって、大幅な変更が行われます。(下図)これにより、所得に対する保険料の平準化と実情に近い金額での負担を実現します。また、国庫補助による未就学児への保険料負担の軽減措置で、年1回の保険料還付を行います。
情報連携で所得確認未申告にペナルティ
昨年度から国保組合が加入者の所得情報を取得できるようになったため、毎年お願いしていた所得資料の提出が不要になります。あわせて、未申告の場合のペナルティが強化され、加入者全員の所得が確認できない場合、保険等級が最高になります。扶養の申告漏れ等があった場合には、組合でお手伝いしますので、ご相談ください。
従来制度は魅力を堅持
年1回の健康診断補助や傷病手当金、医療費の還付など建設国保独自の制度はそのままに魅力を堅持します。
《主な改正点》
.保険料の改定月が6月→10月に
現在の保険料が9月分まで続きます
.保険料の算定年度が前々年→前年に
2020 年分の所得は保険料算定では使いません
.家族保険料の廃止
.所得資料の提出が不要に
情報連携で国保組合が調査できるようになりました
.未申告の場合は保険等級が最高に
家族も含め加入者全員の所得確認が必要です
.育児休業期間の保険料を免除
雇用保険の育児休業期間が対象です
.未就学児の保険料を還付
11月末現在の未就学児1人につき1万2千円を還付(申請不要)
《変わらない建設国保の魅力》
.健康診断が年1回無料
20 歳以上の加入者全員が対象です
.傷病手当金(休業補償)が年80日
.通院3000円以上、入院全額を還付
通院は本人のみ、入院は家族も対象です
.インフルエンザ予防接種を助成
.女性組合員の産前産後の保険料を免除
2021 年1月以降分が対象