
【大手企業交渉】CCUSレベル評価 現場で電子マネーを付与
大手ゼネコン、住宅メーカーなど33社を相手に、第81回大手企業交渉が4月17日、18日を中心に行われました。現場就労者の処遇改善、第3次担い手3法改正の周知徹底等を要請しました。
「日建連が示している賃金上昇率6%を我々も目標としている」と話す東急建設(以下、東急)。物価高騰、週休2日など激変する建設業界において、ゼネコン大手の東急から回答がありました。一方、東急が調査した賃金アンケートから、昨年秋と横ばい、もしくは下落している実態があります。実際に調査された結果が上昇していないことに触れると「正直匿名で答えてもらっている。これが実態とは限らない」「協力会などで見積もりを優先することや、きちんと請求して欲しい旨は訴えている」と歯切れの悪い回答がありました。
週休2日などゆとりある工期の設定について「発注者には理解を求めている。我々1社だけだと難しい部分がある。日建連の中で協議しながら進めていく」。CCUSのレベル評価について「事前申請で入場ごとに電子マネーを付与している」と独自の手当制度創設した前向きな回答がありました。
交渉団は、各県連から25人が参加しました。
【戸井雅一通信員】

現場就労者の処遇改善を勝ち取ろう=4月17日、日本教育会館