屋内外作業の石綿
ばく露実態を争う
建設アスベスト訴訟1陣差戻し審
建設アスベスト訴訟神奈川1陣の石綿製造企業に対する大工職以外の職種の差戻し審第3回弁論期日が8月22日に東京高等裁判所で行われました。屋内外作業も含め建設現場での石綿ばく露実態について争われています。
今回の期日は、2008年の提訴から多くの本人原告が亡くなっているため、原告席に着けた神奈川1陣原告は1人という悲惨な状況下で行われました。久保弁護士からは被告企業であるノザワが提出したテーリングの石綿ばく露測定は、実際の建設現場ではありえないゆっくりの作業やテーリングの代わりの試料が似たものでないなど問題点を指摘しました。
最後の報告集会で田渕弁護士は11月22日に結審の可能性のある中、企業との和解も含めて取り組んでいくことが必要と強く訴えました。