建設アスベスト訴訟第3陣口頭弁論が11月10日、横浜地裁で行われました。5月の1陣最高裁判決を受けて、国との関係では和解協議が進行し、年度内の成立を見据えて動いています。3陣訴訟の争点はメーカーとの関係に絞られてきました。
この日は裁判所からメーカーとの争点が提示され、弁護団から屋外工を含む10人程度の証人尋問の実施を提案しました。合わせて来年9月までの裁判期日が提示されました。
製造企業の責任は謝罪と賠償で示せ
アスベスト製造企業については最高裁判決で賠償が確定した後も一部原告との間で高裁へ差し戻しになっていることから、敗訴は確定しているものの、判決は確定していないとして解決への話し合いに応じない態度が続いています。謝罪も賠償にむけた責任ある姿勢も示さず引き伸ばすことは放置できません。
「建材メーカーは責任を果たせ」の世論を広げ、謝罪とともに創設された建設アスベスト補償基金へ国と共に費用負担拠出が求められます。