
10月は建設国保の保険証・資格確認書等の更新時期
マイナ保険証がなくても資格確認書を発行
現在交付されている保険証等の有効期限が9月末で切れ、10月から「資格確認書」もしくは「資格情報のお知らせ(以下「お知らせ」)」が発行(共にカードタイプ)されます。
昨年12月で「保険証」は新規発行されなくなりました。今年の更新では、マイナカードに保険証機能を連携していない方は「資格確認書」を、連携している方は「お知らせ」を発行します。同一世帯であっても、連携の有無で発行物が異なりますので、受け取った際に確認ください。
カード毎に医療機関での使い方が異なります。「資格確認書」はこれまでの保険証と同様に、単独で受診できます。「お知らせ」が発行された方は原則、マイナ保険証で受診します。読み取りエラーなどのトラブルが発生したときに、お知らせを提示し、医療機関の指示を受けてください。
証明書の発行は原則不要
あわせて、オンライン資格確認等システムの活用で、高額療養費や特定疾病にかかる証明書の発行が原則不要になりました。医療機関はシステムを通じて、被保険者の負担割合等を把握します。ただし、市町村が実施する小児医療費助成等については、対象外となるため、これまで通りの対応が必要です。
「マイナ保険証で医療は便利になる」と宣伝を繰り返してきましたが、その正体はオンラインシステムです。むしろ、システム(出口)は一つなのに、発行物の種類(入口)が増えたため、手続きはより煩雑になっています。引き続き、保険証を残せ・戻せの声を上げていきましょう。
【佐藤大地通信員】