
アスベスト給付金法改正
厚労委員会の質疑で企業責任も検討する
アスベスト訴訟の全面解決と給付金法の改正を求める院内集会が3月10日に衆議院第1議員会館で開催されました。
集会には9人の国会議員が参加し立憲の長妻衆院議員は「給付金法の議員立法時に厚労委員会の質疑で、石綿製造企業の責任も今後検討することを確認している」とあいさつ、同党の井坂衆院議員からは「厚労委員会副理事の立場から野党との調整や与党との協議をしっかりやっていく」と決意が述べられました。
全国の報告では、和解案が出された大阪から遺族原告・高木さんと小林弁護士が参加し、小林弁護士からは「解体や外装工については残念なところもあるが、和解案は大阪高裁からの解決に向けた強いメッセージと感じている。責任を認められていない企業に対しても見舞金という形で支払う提示がされたことは大きい」と報告がありました。
今後は給付金法の改正に向け、賛同議員の拡大、世論への訴えが重要と清水事務局長から提起がありました。
【金澤拓也通信員】

給付金法改正へ団結ガンバロー=3月10日、議員会館