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建設横浜ニュース

建設アスベスト神奈川原告団「全力を尽くし判決日迎える」

2017-06-04

 6月4日、伊東ホテル聚楽で行われた神奈川県建設労働組合連合会の第63回定期大会で、建設アスベスト訴訟の神奈川原告団から西村隆雄弁護団長が、この間の裁判の経過と到達点について報告しました。


  横浜地裁の不当判決から始まった裁判ですが、そこから巻き返し、東京地裁を初め他の地裁で、国には5度の勝訴を重ねています。もはや国に勝つのは当たり前で、今の私たちの課題は建材メーカー責任を裁くことと、一人親方の救済を認めさせることです。

 メーカー責任に対しては、どのメーカーのアスベスト建材を吸って一人親方が発病したのか、特定できなければその因果関係が分からないとメーカーは逃げてきました。そのため私たちは主要ばく露建材という主張を展開しました。職種ごと、原告ごとに、主要のばく露作業を特定し、そこで使われる建材のアスベストの含有率やシェアなどを勘案、メーカーが建材を販売した時期と原告が労働した時期を照らし合わせ、原告一人ひとりの主要のばく露建材を特定してきました。

主要の作業から被告企業を特定

 本人尋問の一例を紹介すると、保温工の生駒さんは鶴見や川崎のコンビナートで、プラントの配管に保温材を巻きつけたり、古くなった保温材をほぐしてバラバラにして解体するなどが主要のばく露作業でした。その保温材を製造販売してきた神島化学工業、ニチアスなどが被告企業と特定できました。

 メーカーについては、最後まで交渉に応じなかった太平洋セメントとの初交渉が5月31日にあり、中身の話までには進みませんでしたが、初めてにしては真しな対応でした。他の企業に関しても、「今後は救済制度を検討する流れになり、応分の負担になるのではないか」といった回答をしています。

メーカー責任裁き、救済制度確立を

 私たちの念願である救済制度と基金制度の確立については、国に勝っているだけでは難しく、その財源負担を、どこがするのかという話になれば、国だけではなかなか成立しません。建材メーカーやゼネコンにも財源負担させるには、なんとしてもメーカーの責任を裁く必要があります。その分岐点になるのが、東京高裁の判決です。ここでメーカー責任の問題を勝ちとって、救済制度、基金制度という大きな流れを作りたいと思います。おそらく判決日は、9月あるいは10月になるかと思います。

苦い経験あるから全てやり切る

 今、隔週での高裁宣伝行動、40数万集まった公正判決署名、公害などの裁判を担当した80人の弁護士による「公正判決」アピールと、やれることは全てやりつくし、その上で判決日を迎えます。なぜならば、私たちは「あの地裁判決」という本当に苦い経験をもっています。だからこそ出来ることを全てやり切った上で、今回の高裁判決を迎えます。そのために全力を尽くすことをお誓いし、皆さんとともに闘います。

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